きょうも全国的に真冬らしい寒さとなっている。 　

　土日も気温はあまり上がらず、厳しい寒さが続きそうだ。天気は、土曜日は日本海側の雪もおさまり、太平洋側を中心に晴れる所が多いが、西日本はゆっくり下り坂に向かう。九州の早い所では土曜日の夜から雨が降りだし、日曜日にかけて西日本で雨の範囲が広がりそうだ。日曜日は西日本の太平洋側で雪になる可能性もある。

極寒列島　日中も寒さ厳しく

　けさは全国のおよそ8割の地点で最低気温が0℃未満の冬日となった。 　

　日中もあまり気温が上がっておらず、晴れている所でも厳しい寒さとなっている。午前11時までの最高気温は札幌で‐1.4℃、仙台で3.1℃、東京で6.7℃、名古屋で5.2℃、大阪で6.4℃、福岡で7.3℃などとなっている。

　午後も太平洋側では広く晴れるが、北よりの冷たい風が吹いて寒さが続く。一方、日本海側では山陰や北日本では次第に雪の範囲が狭まってくるが、北陸周辺では雪が長引きそうだ。山沿いを中心にさらなる大雪に警戒が必要で、ふぶきになる所もある見込み。また、大気の状態が不安定なため、落雷や竜巻などの突風にも併せて注意が必要となる。

週末は冬型解消へ　日曜は太平洋側で雪も

　週末は冬型の気圧配置が緩み、日曜日は西から低気圧が近づいてくる。 　

　土曜日は日本海側の雪はおさまり、全国的にみると晴れる所が多いが、西から天気は下り坂に向かいそうだ。 　

　九州では土曜日の夜から雨が降り出し、日曜日は西日本で雨の範囲が広がる見通し。気温が低く、日曜日の午前中は大阪や広島、高知あたりでも雪になる可能性がある。 　

　一方、関東は土日とも晴れる所が多いが、空気の乾燥が続くため、火の取り扱いなどに注意が必要だ。 （気象予報士・多胡安那）