書類不備で強制送還の危機 家族引き裂く司法制度に立ち向かう韓国生まれの青年 「ブルー・バイユー」予告

2月11日より劇場公開される、2021年カンヌ国際映画祭の「ある視点部門」に正式出品された映画「ブルー・バイユー」の、予告編が公開された。

公開された予告編は、妻のキャシー、幼い娘のジェシーと家族3人で幸せに暮らしていたアントニオが、ささいなトラブルがきっかけで移民局へと連行され、強制送還の危機に直面する様子が捉えられている。韓国で生まれて3歳でアメリカに養子に出されたアントニオは、国外追放を命じられる。だが、家族と離れないと決心をしたアントニはある決断を下す。一方、アントニオが遠くへ行ってしまうのかと不安を抱える幼いジェシーや、「あなたとならどこへでも行く。怖くなんかない」とアントニオを支えるキャシーの姿も映し出される。

「ブルー・バイユー」は、韓国で生まれ、3歳でアメリカに養子に出された青年が、30年以上前の書類不備で国外追放命令を受けてしまう姿を描いた作品。不器用な生き方しかできない男、大きな愛で支えようとする女、義父を失う不安を抱える少女。家族を襲う不幸に揺れ動く3人を、美しい映像で描く。監督・脚本・主演を務めるのは、韓国系アメリカ人のジャスティン・チョン。「リリーのすべて」でアカデミー賞助演女優賞を受賞したアリシア・ヴィキャンデルが共演する。2021年カンヌ国際映画祭では「ある視点部門」に出品され、8分間におよぶスタンディングオベーションを受けた。

【作品情報】
ブルー・バイユー
2022年2月11日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
配給:パルコ ユニバーサル映画
©2021 Focus Features, LLC.

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