長崎県の佐世保市民らを対象にした食品ロス削減につながるレシピのコンテストで、聖和女子学院中2年、𫝆野貴音(たかね)さん(14)が考案した茶葉の出がらしとそうめんなどを使ったレシピが最優秀賞に輝いた。
「楽しく!おいしく!食品ロス削減!アイディアクッキングコンテスト」と題して同市がレシピを募集、399点の応募があった。𫝆野さんのレシピは、食品ロスにつながり一般家庭でも作りやすく、新しいアイデアである点が高評価を受けた。
𫝆野さんは、家庭科の夏休みの課題として取り組み、レシピ名は「茶々っとそうめんチーズせんべい」。元々、茶葉の出がらしが捨てられてしまうことと、夏場にそうめんが残ってしまうことが気になっていた。
そこでこの二つの食材と好物のチーズを使って、ゆでたそうめんとお茶の出がらしをチーズで挟む一品を考案。そうめんの食感を楽しみながらチーズもしっかり味わうことができ、最後にはお茶の風味が通り抜けるという。
𫝆野さんは「島原そうめんや世知原、そのぎ茶といった県がほこる2大食材のロスを減らすことができる。ぜひ作ってみてください」と笑顔で話した。
レシピは市ホームページと、レシピウェブサイト「クックパッド」で閲覧できる。