全国高校生クリエイティブコンテスト 平瀬さん(口加3年)が創作ドレスで優秀賞 「大きな自信になった」

優秀賞を受賞した創作ドレスの作品「Pure」と並ぶ平瀬さん

 縫製や衣服、編み物などの出来栄えと技術を競う「第27回全国高校生クリエイティブコンテスト」(全国高校家庭クラブ連盟主催)の優秀賞に、長崎県南島原市口之津町の県立口加高3年の平瀬鈴彩(りりあ)さん(17)の創作ドレスが選ばれた。「製作中は心が折れそうになったが、大きな自信と高校生活の大切な思い出になった」と喜んでいる。
 昨年11月にあったコンテストには第Ⅰ部門(被服、編み物)、第Ⅱ部門(インテリア、遊・玩具、服飾小物)に全国50校から計356点の応募があった。年末に都内であった表彰式では最高賞の文部科学大臣やクリエイティヴ、優秀、文化服装学院など八つの賞で計23作品が表彰された。
 普通科生活創造コースで学ぶ平瀬さんの創作ドレスの作品名は「Pure(ピュア)」。授業の一環として製作を開始し、約6カ月を掛けて花嫁の純粋な心を表現したウエディングドレスを仕上げた。白とゴールドを基調に、スカート部分に波立たせたひだ飾りが特徴。何度も型紙を修正し、理想のデザインに近づけたという。
 今春、保育士を目指して福岡県の短期大学へ進学する平瀬さん。「ドレスを着用して(自校の)文化祭のファッションショーで披露できたことがうれしい。授業で身に付けた創造力を将来の仕事や生活に生かしたい」と目を輝かせた。


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