レルヒ祭 昨年度並み縮小し実施 「まん延防止」で変更判断 2月5、6日

 レルヒ祭実行委員会は21日、2月5、6の両日、上越市の金谷山と本町商店街で開かれる「レルヒ祭―日本スキー発祥111周年―」の内容変更を発表した。

 新型コロナウイルスが再拡大し、県内に「まん延防止等重点措置」が適用されたことを受け、昨年度と同等に規模を縮小して実施する。

 実施するのは5日の金谷山での打ち上げ花火と本町商店街の雪灯籠設置、本町ガチ盛りまつり(2月28日まで)で、花火はオンラインで中継し、会場での観覧は行わない。またレルヒ祭インスタグラムのライブ配信と上越ケーブルビジョン(JCV)の中継を行う。5、6の両日は金谷山スキー場のリフトと日本スキー発祥記念館の入館を無料とする。

 当初予定していて中止となったのは、レルヒ祭屋台村やたいまつパレード、一本杖スキー披露・講習会などで、一部はJCVの中継の中で紹介される。実行委員会の各部会は、人が密集しない形で他に実施可能なものがないか可能性を模索している。

 大嶋賢一実行委員長は「(予約や記名などで)来場のハードルを上げるよりも、無理をしない範囲で実施して次の世代につなげたい」と思いを話した。

昨年のレルヒ祭の花火。今年も会場での観覧は行わずオンライン中継で鑑賞する(令和3年年2月6日)

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