藤沢駅南口隣接の「391街区」再開発へ 老朽ビルの一体化検討

3棟のビルを建て替え再開発が検討されている「391街区」=藤沢市

 藤沢駅に隣接する一角で、大規模再開発構想の実現に向けた検討が本格化することが24日分かった。

 老朽化した3棟のビルを建て替えて一体化する構想で、早ければ2022年度中に都市計画手続きを開始することを視野に、近くテナントに対する説明会を開催する見通しだ。市は商業・業務・ホテルを主な用途とした「湘南の玄関口」にふさわしいランドマークの形成へ支援も検討している。

 この一角は駅南口の約5千平方メートルの「391街区」で、現在は「フジサワ名店ビル」(地上7階地下1階建て)、「ダイヤモンドビル」(地上6階地下1階建て)、「CDビル」(藤沢プライム、地上7階地下1階建て)の商業ビル3棟が立地している。

 小売店や飲食店など65店舗が入居し、中央部には市有地の広場がある。「391」の名称は同街区が開発された際の地番に由来している。

© 株式会社神奈川新聞社