壱岐イルカパーク&リゾート 雄の「はじめ」死ぬ

手前が死亡したはじめ(壱岐イルカパーク&リゾート提供)

 長崎県壱岐市勝本町の壱岐イルカパーク&リゾートで飼育されていたバンドウイルカの「はじめ」(雄、推定7歳)が死んだ。市と同施設を運営するイキパークマネジメントが24日までに公表した。
 はじめは、2017年3月から同施設で飼育。2020年3月、血液検査で肝臓や膵臓(すいぞう)の働きを示す数値に異常が見つかり投薬治療をしていたが、今年1月1日未明に死んだ。同社の高田佳岳社長は11日に開いた記者会見で「治療に携わりながら今回守ることができなかったことに、市民の皆さまに大変申し訳ない」と陳謝した。
 同施設で飼育中のイルカは現在、雄1頭、雌3頭の計4頭。いずれも高齢の個体で、市は新たな個体の導入に関して「予算などの枠組みもあるので今後検討していきたい」としている。


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