【新型コロナ】神奈川県、宿泊療養施設の入所基準厳格化 高リスク者に限定

神奈川県庁

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、神奈川県は宿泊療養施設への入所基準を、重症化リスクの比較的高い人に限定させるようにした。年齢や基礎疾患の有無などによる県独自の基準「入院優先度判断スコア」に基づき、入所対象者を原則3点以上とする。

 療養者の容体の急変を見逃さないようにするための対応。24日に県内の各保健所に通知した。保健所ごとに順次、基準を適用していく。点数が基準に満たない場合でも、配慮が必要な感染者は入所してもらうよう調整する。対象者以外で入院の必要がない人は、自宅で療養してもらう。

 県内の宿泊療養施設は11カ所整備。入所者は24日時点で618人になっている。

© 株式会社神奈川新聞社