【新型コロナ】神奈川の公立中高一貫校入試 感染拡大で追検査実施へ

 新型コロナウイルスのオミクロン株による感染拡大を受け、県、横浜、川崎市の教育委員会は27日、2月3日の公立中高一貫校5校の検査を受検できなかった感染者と濃厚接触者を対象に、特例の追検査を同23日に共同で行うことを明らかにした。

 対象校は、県立2校(相模原、平塚中等教育学校)、横浜市立2校(横浜サイエンスフロンティア高、南高付属中学校)、川崎市立1校(川崎高校付属中学校)。いずれも当初の募集定員とは別枠で対応する。

 対象者は2月3日午後1時から同3時までに志願先に電話で連絡し、同16日午前9時から午後3時までに申請書を直接提出する。共通問題による検査は同23日に県立総合教育センター(藤沢市)で行われる。合格発表は同28日で、正午までに個別に連絡する。

 3教委とも「受検できない場合でも地元の公立中学校への進学機会が保障されている」などとして追検査は予定していないとしていたが、感染拡大で方針を転換した。

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