元Wソックス・ベッカムが現役引退 「ポージーと一緒に殿堂入り」

ホワイトソックスを中心にメジャーで11年間プレーしたゴードン・ベッカムは日本時間1月27日、自身のツイッターで現役引退を表明した。過去2年間はメジャーでの出場機会がなく、メジャーでプレーしたのはタイガースで83試合に出場した2019年が最後だった。2009年にホワイトソックスでメジャーデビューし、103試合で打率.270、14本塁打、63打点、7盗塁、OPS.808をマークして新人王投票5位にランクインしたものの、その後は伸び悩み、OPSが.700を超えたシーズンすら1度もなかった。

現在35歳のベッカムは、2008年ドラフト1巡目(全体8位)指名でジョージア大学からホワイトソックスに入団。翌2009年に早くもメジャーデビューを果たし、2010年からは正二塁手に定着し、2012年には自己最多の16本塁打を放った。しかし、プロ入り時の期待に応える活躍を見せることはできず、2014年8月にエンゼルスへ放出。2015年はホワイトソックスに復帰したが、2016年に地元球団のブレーブスへ移ったあとはジャイアンツ、マリナーズ、タイガースを転々とした。その後、パドレスやメッツとマイナー契約を結んだものの、メジャーに昇格できず、2020年7月にメッツを解雇されたあとは無所属の状態が続いていた。

ベッカムは自身のツイッターで「私のよき友人、バスター・ポージーが引退することを決めたので、私も引退することを正式に発表します。同じ年に殿堂入りしたいです。カウントダウン、スタート!」と冗談を交えながら現役引退を表明。ポージーとは同学年であり、ベッカムが2008年ドラフト全体8位指名でホワイトソックスに入団したのに対し、ポージーは同5位指名でジャイアンツに入団している。また、ともにジョージア州出身という共通点もある。同学年の友人であるポージーが現役引退を決めたことが、ベッカムにとって現役引退を決断する後押しとなったようだ。

メジャー11年間の通算成績は、1069試合に出場して807安打、打率.237、80本塁打、351打点、35盗塁、OPS.667となっている。

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