【29日】長崎県内668人コロナ感染 過去最多を更新、20歳未満が34%

左から29日発表の市町別感染者数、新型コロナウイルス感染者の入院状況(28日午後7時現在)

 長崎県などは29日、県内17市町で計668人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。27日の652人を上回り過去最多を更新した。佐世保市は218人で過去最多。県全体では20歳未満の感染者が34%を占めた。
 新規クラスターは長崎市で介護施設6人、事業所6人、民間児童福祉施設12人の計3件。西彼時津町の保育園7人、長与町でも保育園で6人が確認された。
 既存のクラスターでは2件が拡大。南島原市の保育園では職員・園児計26人(15人増)、平戸市の事業所は従業員計11人(1人増)となった。
 県庁(本庁舎)と県警本部の職員各1人、佐世保市の指定管理施設「市地方卸売市場食肉市場・と畜場」の職員3人も感染した。
 668人の年代別内訳は10歳未満が120人で最多。次いで10代が109人。合わせると20歳未満が全体の34%で、県は「保育園や学校、家庭内での感染が広がっていることが要因と考えられる」とし、「子どもを守るためにも大人が率先してマスクの着用や換気などに取り組んでほしい」と話す。


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