【26日】長崎県内18市町 608人コロナ感染 学校などクラスター4件

左から26日発表の市町別感染者数、新型コロナウイルス感染者の入院状況(25日午後7時現在)

 長崎県などは26日、県内18市町で計608人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。新たなクラスター(感染者集団)は県精神医療センター(大村市)や青雲中(西彼時津町)など計4件発生した。
 同センターによると、26日までに職員7人と入院患者7人の陽性が確認された。職員と患者計約90人が検査を受け、検査範囲の拡大も検討している。当面、外来や入院診療の受け入れの一部を制限する。青雲中では同じ学年の生徒9人が感染。運営する青雲学園は22日から同校と青雲高を休校している。
 新規クラスターは他に、時津町の高齢者施設(職員2人、入居者6人)と平戸市の製造業事業所(従業員10人)。既にクラスターとなっていた3件も拡大し、長崎市の杠葉病院は計88人(2人増)、同市教委学校教育部は計10人(1人増)、南島原市の保育園は計11人(5人増)となった。
 学校関係では、24、25日に休校した長崎市立小1校が26日も2学級を閉鎖。25日に1学級を閉鎖した同市立高1校は、26日も措置を継続。佐世保市立学校では26日、新たに7校でそれぞれ1学級が学級閉鎖となった。諫早市立小、中各1校も26~28日、それぞれ1学級を閉鎖する。
 また県警は26日、本部と県南地区の警察署に勤める警察官計3人の感染を公表。長崎地検、長崎税務署、長崎刑務所(諫早市)でもそれぞれ職員1人の感染が確認され、同日発表した。米海軍佐世保基地でも従業員2人が感染した。


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