維新、参院選候補擁立も 長崎選挙区 知事選で党勢拡大へ

 日本維新の会の馬場伸幸共同代表は28日、長崎市内で記者団に対し、今夏の参院選で長崎選挙区(改選数1)に党公認候補を擁立する可能性があることを明らかにした。
 長崎選挙区には現時点で、自民党現職の金子原二郎氏(77)=2期目=と立憲民主党県連副代表で新人の白川鮎美氏(41)が立候補を予定している。馬場氏は候補者を公募しているとして「応募した人と政党の考え方が合致すれば(長崎でも)立候補の可能性はある」と話した。
 日本維新の会は昨年秋の衆院選で議席を増やし、第3党に躍進。だが長崎県内には党所属の国会議員、地方議員はおらず基盤がない。
 来月の県知事選では自民党県連が推薦する新人で医師の大石賢吾氏(39)を推薦。その背景には「全国政党」として党勢を拡大するため県内にも地域支部など足掛かりを作りたい考えがあるという。馬場氏は「党勢拡大のためにはいろんな選挙に関わることが必要。長崎県知事選挙もその一つだ」と述べた。


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