長崎県知事選 公明は自主投票 中村氏、大石氏から推薦願

 公明党は27日、来月3日告示の長崎県知事選について自主投票とすることを決めた。現職の中村法道氏(71)=3期目=と新人で医師の大石賢吾氏(39)から推薦願が提出されていた。
 公明は2010年の知事選では中村氏を支援し、14年、18年は推薦した。
 党県本部の川崎祥司幹事長によると、27日の中央幹事会で決定。「中村氏は新型コロナウイルス対策を含めしっかりと仕事をしていると評価する声がある一方で、若い力や新しい感覚で県政を引っ張ってほしいという意見もあった」という。
 政党の対応は現時点で、国民民主、立憲民主両党の県連が中村氏を支持。自民党県連は大石氏を推薦している。共産党は新人で会社社長の宮沢由彦氏(54)を自主的に支援する。
 このほか、市民団体代表の寺田浩彦氏(60)と元大学助手の田中隆治氏(78)が立候補を予定している。


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