R’Qs MOTOR SPORTS、メルセデスAMG GT3で復活。2022年も和田久/城内政樹のコンビで参戦へ

 1月29日、スーパーGT GT300クラスに参戦するR’Qs MOTOR SPORTSは、チームのSNS上で2022年の体制を発表した。2021年第6戦オートポリスの8周目にヒットされ大きなクラッシュを喫し、シーズンの残り2戦に参戦できなかったチームだが、2022年もメルセデスAMG GT3で戦い、和田久と城内政樹の60歳コンビがステアリングを握る。

 2010年第6戦鈴鹿でGT300デビューを飾ったR’Qs MOTOR SPORTSは、2013年からメルセデスを使用。SLS AMG GT3から2018年にAMG GT3にスイッチし、和田と城内の1962年生まれの大ベテランコンビでスーパーGTを戦ってきた。

 そんなチームだが、2021年第6戦オートポリスの8周目、第2ヘアピンへのターンインでヒットされコンクリートウォールにクラッシュ。車両はフレームにもダメージがおよび、修復が難しい状況となってしまっていた。チームは支援を呼びかけつつ復活を目指していたが、2021年は最終戦まで姿をみせることはなかった。

 しかし2022年に向けチームが動き出した。1月29日、チームは鈴鹿サーキットでテストを行い、2022年も和田と城内のコンビ、そしてメルセデスAMG GT3で参戦すると発表した。タイヤはヨコハマ、黒田朋宏監督と、2021年と変わらぬ体制となる。

 メンテナンスを務めるのは2021年同様Arnage Racingだが、Arnage Racingのチーム公式SNSの流れ、またこれまで入っている噂を総合すると、2021年に50号車として使用されていたメルセデスAMG GT3が22年にスイッチされたという状況と予測できる。なお、今季R’Qs MOTOR SPORTSはカラーリングを変更するという。

 これで気になるのはArnage Racingがどの車両を使い、どんな体制を組むかだが、これまで入っている噂では、メルセデスではないと言われている。またArnage Racingはこれまで長年GT3カーを使ってきたが、2022年はGT3ではないという噂も。こちらも気になるところだ。

 和田と城内は今季60歳を迎える。超大ベテランコンビの飽くなき挑戦を楽しみにしたいところだ。

R’Qs MOTOR SPORTS 2022年参戦体制

マシン:メルセデスAMG GT3
タイヤ:ヨコハマ
ドライバー:和田久/城内政樹
監督:黒田朋宏
メンテナンス:Arnage Racing

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