ひそかに愛し合ってきた2人の女性 突如訪れる悲劇に立ち向かう 「ふたつの部屋、ふたりの暮らし」公開

セザール賞で新人監督賞を受賞するなど多くの賞に選ばれた映画「ふたつの部屋、ふたりの暮らし」が、4月8日より劇場公開されることが決まった。

「ふたつの部屋、ふたりの暮らし」は、社会の障壁の中で、愛する人との自由な生活を取り戻すために戦う2人の女性を描いた作品。南仏モンペリエを見渡すアパルトマンの最上階で、隣人同士として暮らすニナとマドレーヌは、実は長年ひそかに愛し合ってきた恋人同士だった。2人の望みは、アパルトマンを売ったお金で、ともにローマに移住すること。だが子供たちに真実を伝えられないまま、時間だけが過ぎていく。そして突如マドレーヌに訪れた悲劇により、2人はやがて家族や周囲を巻き込んで、究極の選択を迫られることになる。

監督・共同脚本を手掛けたのは、長編監督デビュー作となったフィリッポ・メネゲッティ。ニナ役に「ハンナ・アーレント」のバルバラ・スコヴァ、マドレーヌ役にはフランスの名門国立劇場コメディ・フランセーズの団員でもあるマルティーヌ・シュヴァリエ、マドレーヌの娘アンヌ役に「ジュリアン」が顔をそろえる。

公開された予告編は、1960年代のヒット曲「愛のシャリオ」で幕をあける。そして、ローマへの移住計画を目前に控えた2人の幸せな日常がマドレーヌを突然襲った悲劇により一変する様子や、最愛の人と築き上げた平和な日常が突如崩れ去ったニナが、自らの手で人生を取り戻すべくあらがう姿などが切り取られている。

【作品情報】
ふたつの部屋、ふたりの暮らし
2022年4月8日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開
配給:ミモザフィルムズ
© PAPRIKA FILMS / TARANTULA / ARTÉMIS PRODUCTIONS - 2019

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