【31日】長崎県内407人コロナ感染 クラスター新たに3件

左から31日発表の市町別感染者数、新型コロナウイルス感染者の入院状況(30日午後7時現在)

 長崎県などは31日、県内16市町で計407人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。保育施設と高校で新たに計3件のクラスター(感染者集団)が発生した。
 新規クラスターのうち、西彼長与町内の保育施設で計11人(職員1、園児10)、壱岐市内の保育園で計5人(職員1、園児4)の陽性が分かった。平戸市の県立猶興館高では、同じ部活動の生徒7人が陽性となった。同校の複数の学級を2月1日まで閉鎖し、すべての部活動を2日まで停止する。
 他にも学校関係者の感染が確認された影響で、佐世保市立学校5校の1学年と4学級、大村市立小中の各1学級がそれぞれ新たに閉鎖。長崎市立小は1校が休校となり、別の1校の1学級が閉鎖された。
 自治体職員では諫早市3人、県と佐世保市各2人、長崎市1人の感染も公表された。佐世保市所管の佐世保競輪場(干尽町)と温泉宿泊施設「山暖簾」(世知原町)、長崎労働局、県南地区の警察署などでも各1人が感染した。
 また県などは、31日から毎日公表する感染者数に、検査を受けなくても医師が臨床症状などで新型コロナの「疑似症」と診断した人も含むと明らかにした。31日公表分では、長崎市の感染者196人中44人が疑似症件数となる。
 米海軍佐世保基地は31日、28日以降で同基地関係者(軍人、軍属など)計21人の感染を確認したと発表。判明した感染者数は計646人となった。


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