アークランドサカモト・ビバホームのECサイトが企業間決済「Paid」を導入、店頭購入分とEC購入分をまとめて後払いすることが可能に

企業間決済「Paid(ペイド)」の流れ

株式会社ラクーンフィナンシャル(東京都)は1日、同社が提供する企業間決済「Paid(ペイド)」が、アークランドサカモト株式会社(新潟県三条市)とグループ会社の株式会社ビバホーム(さいたま市)が展開するECサイトの決済手段として導入されたと発表した。

「Paid」は、企業間取引における後払い決済で発生する与信管理や請求書の発行、代金回収などの請求業務をすべて代行するフィンテックサービス。アークランドサカモトは、ホームセンター・ペットショップ・フードサービス・フィットネスなど「暮らし」にかかわるさまざまな事業を展開していて、このたび、「アークランドオンライン」、「アークオアシスオンライン」、「ビバホームオンラインショップ」の3つのECサイトで、法人・個人事業主向けの代金支払い手段として「Paid」を導入した。

一方、ビバホームとラクーンフィナンシャルは業務提携を結んでおり、2018年から全国のビバホーム店頭で「Paid」での掛売りの提供を開始、掛売り決済は事業者からのニーズが高いこともあり、建設事業者などプロ客の利用実績を伸ばしてきた。

この導入により、ビバホームでの店頭決済情報と、3つのECサイトでのアカウント情報が紐づけられ、リアル・オンラインどちらもまとめて後払いが可能となる。なおPaidは、初回の企業審査で利用限度額が設定された後は注文ごとの審査が不要で、取引実績によって利用限度額が増えることから継続取引に適している。

アークランドサカモトグループでは、オンライン販売の機能強化によって、建設事業者をはじめ法人顧客の「定期購入」も増加すると見込んでおり、「Paid」が定期購入の取引額の拡大や、請求業務効率化に貢献できると考えているという。

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