2月と4月、朝鮮で様々な祝賀行事 太陽節と光明星節を意義深く

朝鮮では、金日成主席の生誕110周年(太陽節、4月15日)と金正日総書記の生誕80周年(光明星節、2月16日)を迎える今年を「祖国の歴史に意義深く記される革命的大慶事の年」(朝鮮労働党中央委員会第8期第4回総会報道)にするとし、さまざまな祝賀行事を準備している。

1月19日に開かれた党中央委第8期第6回政治局会議では、太陽節と光明星節を盛大に祝う問題を討議し、決定書を採択。各種祝賀事業の推進に本格着手した。

朝鮮では金日成主席と金正日総書記の生誕記念日を民族最大の名節として、多彩な祝賀行事でこの日を盛大に祝ってきた。

主席生誕100周年を迎えた2012年4月には慶祝閲兵式が金日成広場において史上最大規模で催され、金正恩総書記が党と国家の最高位に推戴した後、初めて公式演説を行った。

今年を革命的大慶事の年に輝かせることを呼びかけるポスター(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

今年の太陽節と光明星節を盛大に祝う問題を討議した党中央委第8期第6回政治局会議では、歴史的な今年の太陽節と光明星節を、「チュチェ110年代を朝鮮式社会主義の全面的発展を遂げる勝利者の年代に輝かせようとするすべての党員と人民の高い熱意と革命的気概を全世界に誇示する重要な政治的契機にする」とし、「祖国の歴史に末永く輝く勝利と栄光の大祭典」として盛大に祝うことを明らかにした。

開催予定の各種祝賀行事については多くは明らかになっていないが、現在までに太陽節に際して4月の春親善芸術祭典が、光明星節に際して人民芸術祭典が催されることが伝えられている。

朝鮮では太陽節に際して国内外のアーティストが出演する親善芸術祭典と、国内のアーティストだけが参加する人民芸術祭典を交互に隔年で開催してきた。光明星節に際して人民芸術祭典が行われるのは今回が初めてだ。

32回目となる4月の春親善芸術祭典は2018年以来、4年ぶりに初めてオンラインで開催される。会期は4月10~20日。在日朝鮮人芸術団(金剛山歌劇団)も参加予定で、出演準備を進めている。

第1回光明星節慶祝人民芸術祭典は、2月11日から18日まで平壌の各劇場と会館で行われる。朝鮮中央通信によれば、祭典は、各道の総合公演と、各省および中央機関の芸術サークル総合公演の形式で行われる。

一方、国際的な祝賀行事も行われる。

朝鮮との親善・連帯に取り組む各国の団体らで構成される「白頭山偉人を称える国際祭典組織委員会」では、2月から4月までを国際祝賀期間に定めて、世界的な範囲で多彩な行事を催すとしている。1月7日に行われたウェブ会議で決定した。

今回の国際祝賀期間には、国際討論会や写真展、芸術公演などをウェブ上で開催するとしている。

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