民間救急車を運営「フィール」に密着

新型コロナウイルス感染者を自宅から病院へ搬送する民間の救急サービスに密着しました。

新規感染者が増え、搬送の依頼が急増しています。患者を運ぶのは日野市にある「民間救急フィール」。保健所からの依頼を受けて新型コロナ患者を病院や療養施設に搬送する業務をしていて、今月は多いときで1日で10件以上も依頼があったと言います。「私たちの車両も5台ありまして、毎日5台が常に出動している方たちになります。限られた車両や人員で運営していますので、その中で搬送依頼が入った場合もお断りをさせていただくケースも増えている」

搬送の依頼があるとスタッフは防護服に着替え、患者の元へ向かいます。防護服を着ているとお手洗いや水分補給ができないし、忙しいときは朝7時半から夜の10時までずっと着っぱなしということです。

民間救急フィールの八島さんは「だんだん東京都内の病院も埋まってきている実感もあります。陽性者の人ももちろんなんですけど基礎疾患がある人の搬送を主に行っておりますのでそういった中で搬送時間が長いと搬送中に急変するケースも無きにしも非ずなのでそこを危惧している」とこのまま都内の感染者の急増が続くと、搬送時間が長引き、患者が急変する事態になることを懸念していました。

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