広島市 中央図書館移転 エールエールA館の3フロア利用

広島市が移転を検討している中央図書館などについて、広島駅前のエールエールA館の3フロアを利用する計画が明らかになりました。

3日の特別委員会では、中央図書館などの集約化の方向性について市の担当者が説明しました。

移転先としているエールエールA館の8階から10階の3フロアを利用する計画で、集約されるこども図書館の延床面積は現在の約2倍の2千平方メートルを予定しているということです。

移転をめぐっては議員から質問が相次ぎ、委員会は紛糾しました。

桑田恭子議員「中央公園から外に出すという検討は3カ月しかしてないってことでよろしいですか?」

平岡優一議員「みなさんの思いを組み取り込ながら方向性は決まったとしてもより良いものをつくりあげていただきたい」

一方、こども図書館の移転に反対する2つの市民グループは、計画の中止を求める要請書を松井市長らに提出しました。

東区平和と福祉を考える会 黒川冨秋さん「市民が参加できるような協議会とかそのような場を作ってもらっても良いんじゃないかと僕は思っていますので、市民が納得できる形で進めていただきたい」

広島市は新年度当初予算案で移転を進める費用として1億7千万円を盛り込んでいて、7日から始まる本会議で審議します。

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