横浜「本牧海づり施設」が復旧 5日から供用開始 全面開放は3月下旬の見込み

本格供用を始める管理棟(横浜市提供)

 横浜市は4日、2019年9月の台風15号で被災した横浜港・本牧ふ頭の「本牧海づり施設」(同市中区)で管理棟の復旧工事が終わり、5日から本格運用を始めると発表した。

 同施設は1978年に市が開設した国内最大級の有料海釣り施設。台風15号の強風にあおられた貨物船が衝突して桟橋が海底に沈んだほか、休憩所やトイレ、売店などを備える管理棟が台風の高波を受けて大破し、復旧工事が続いていた。

 施設としては2020年1月末に護岸釣り場のみでで営業を再開。その後、「渡り桟橋」(長さ100メートル)が再設置されて、毎週日曜日のみ開放されている。

 全面開放は、沖合の「釣り桟橋」(同300メートル)の復旧工事が完了する3月下旬ごろを見込んでいる。

 市の担当者は「管理棟からは本牧沖の眺望も楽しめるようになった。釣り桟橋の復旧工事も進んでいる。釣りファンは楽しみに待ってほしい」と話している。

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