朝鮮西部に最大規模の温室建設 金正恩総書記が構想、昨年末の党中央委総会で決定

朝鮮西部の咸鏡南道咸州郡にある連浦地区に大規模な野菜温室農場を建設するプロジェクトが明らかになった。党中央委第8期第4回総会(2011年12月)で、連浦地区の大規模温室建設を2022年度の最優先課題として位置づけたと1月28日発朝鮮中央通信が報じた。

同通信によると、金正恩総書記は建設予定地を視察し、建設における課題を示した。

金正恩総書記が建設予定地を視察した(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

連浦地区の温室農場建設計画は2019年4月に総書記自ら現地視察し、構想を示したものだという。

労働新聞28日付が掲載した鳥瞰図によると、その規模は総面積310余ヘクタール(そのうち温室農場の敷地は280余ヘクタール)で、2019年12月に完工した咸鏡北道鏡城郡の仲坪温室野菜農場(200ヘクタール)の1・5倍以上にあたる

連浦地区の大規模野菜温室の農場の鳥瞰図(労働新聞)

総書記は、温室を来年から運営できるよう指示。完工は、今年の党創立記念日(10月10日)をめざしている。

© 株式会社朝鮮新報社