![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/863616677695111168/origin_1.jpg)
20日投開票の知事選の期日前投票で、長崎県西海市崎戸町の崎戸総合支所の投票所では、県立大崎高(同市大島町)の生徒2人が投票立会人を務めている。若い世代に選挙に関心を持ってもらうとともに、住民の高齢化による人材不足の解消が狙い。
2人は卒業を控えた3年の乙内翔太さん(18)と村上直也さん(18)。親元を離れ、野球部合宿所で高校生活を過ごし、昨年春の第93回選抜高校野球大会にも出場した。19日までそれぞれ数日ずつを担当する。
市選管によると、立会人は投票箱の開閉時の確認や投票に不正がないかチェックする。業務は1日約12時間と長時間に及び、高齢者には負担が大きいという。
6日、初めて立会人を務めた村上さんは「期日前でも投票する人が意外と多く、社会勉強になった」と感想。「地域の人からの差し入れや応援で野球ができた。少しでもお返しができれば」と動機を語った。
市選管の担当者は「同級生が立会人を務めることで親しみがわき、同年代の投票率が高まれば」と期待を寄せており、「協力していただき大変ありがたい」と話した。