【新型コロナ】神奈川県、検査陽性率の公表取りやめ 医療機関の逼迫で難しく

神奈川県庁

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は8日から、検査陽性率(1週間平均)と、検査実施人数の公表を停止した。これまで県ホームページで公表していたが、感染拡大に伴う医療機関などの逼迫(ひっぱく)で、公表が難しくなったという。停止期間は「当面の間」としている。

 7日時点の公表では、検査陽性率は84.93%、検査実施人数は1万1890人だった。ただ、県関係者によると、公表しているのは行政検査の一部で、高齢者施設が実施するスクリーニング検査などは含まれていない。検査実施日と感染者の公表日はずれが生じるものの、検査実施人数よりも公表される感染者数が多くなることもあったという。

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