山際担当相、苦笑い 首相への「ビシッ」とした対応促され

山際大志郎経済再生担当相(資料写真)

 山際大志郎経済再生担当相(衆院神奈川18区)が9日の衆院予算委員会で、「側近として岸田文雄首相にビシッと言ってほしい」と迫られる場面があった。

 立憲民主党の落合貴之氏は雇用保険料の労使負担増を巡り、「岸田首相の掲げる『新しい資本主義』では給与アップを打ち出している」と指摘。「『経済あっての財政』と言いながら給与を減らす社会保障負担を重ねるのは疑問だ」として、首相への「ビシッ」とした対応を促した。

 「ビシッと、とおしゃられても…」と苦笑いで答弁に立った山際担当相は「『新しい資本主義』のポイントには将来不安の除去もある。セーフティーネット構築も一連の方針に沿う」と首相の思いを代弁しながらソフトに返していた。

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