寒さ長く居座る 来週後半は日本海側中心に大雪か 気象庁1か月予報

気象庁は10日(木)、向こう1か月(2/12~3/11)の天候の見通しを発表した。向こう1か月の気温は西日本で低く、東日本と沖縄・奄美では平年並みか低い見込み。なお、期間の前半は特に寒気の影響を受けやすいため、東・西日本と沖縄・奄美で気温がかなり低くなる所があり、北・東・西日本の日本海側を中心に降雪量がかなり多くなる所がある見込み。

 1週目(2/12~2/18) 日本海側は低気圧や寒気の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雪(雨)の日が多い見込み。北・東・西日本の太平洋側も、前線や低気圧の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少なくなりそうだ。

 2週目(2/19~2/25) 1週目と同様、日本海側は低気圧や寒気の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雪(雨)の日が多い見込み。北・東・西日本の太平洋側も、1週目と同様に前線や低気圧の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少なくなりそうだ。  3~4週目(2/26~3/11) 全国的に、平年と同様の天候が見込まれる。

来週は再び寒気南下

低温に関する早期天候情報。出典:気象庁HP

 東日本の向こう2週間の気温は、寒気の影響を受けやすいため平年並みか低く、特に17日(木)ごろからの5日間ほどは平年よりかなり低くなる見込み。西日本と奄美は向こう5日間程度の気温は平年並みか高いが、その後は寒気の影響を受けやすく低くなり、16日(水)ごろからの5日間ほどは九州北部や九州南部と奄美で、17日(木)からの5日間ほどは、近畿や中国、四国で平年よりかなり低くなる可能性がある。このため、気象庁は東・西日本、奄美に「低温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理に注意するよう呼びかけている。

大雪に関する早期天候情報。出典:気象庁HP

 また、来週は強い寒気が南下するため、16日(水)ごろからの5日間ほどは東北で、17日(木)ごろからの5日間ほどは、東・西日本の日本海側で降雪量が平年よりかなり多くなる可能性がある。このため、気象庁はこれらの地方「大雪に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理に注意すると共に、除雪などの対応に気を付けるよう呼びかけている。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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