「南岸低気圧」の通過に伴い、神奈川県内は10日、箱根や丹沢など西部の山地を中心に大雪となった。箱根町内では20センチ以上積もった地点があり、転倒による負傷者も出た。
横浜地方気象台は県内全域に大雪注意報を発表。標高の高いエリアなどで雪が積もる一方、横浜市内などではみぞれや雨も降った。
県の県西土木事務所小田原土木センターによると、箱根町芦之湯で同日午後5時に24センチの積雪を記録。同町強羅では50代女性が積雪した坂道で転倒し、脚の骨を折った。箱根新道などで通行止めが続き、交通への影響も広がった。
このほか、トンネル区間が長い首都高速道路横浜北線と横浜北西線も立ち往生を防ぐため、同日未明から通行止めとなった。
