栃木県内で11日未明まで降り続いた雪の影響で、路面凍結によるスリップ事故が相次いだ。県警は10日午後4時~11日午前8時にかけて、スリップ事故37件を確認したと発表。半数超が宇都宮市内で起きた。事故に関係した車の8割は冬用タイヤといった滑り止め装置を付けていた。
37件のうち35件は物損事故で、2件の人身事故はいずれも運転手が軽傷を負った。
時間帯では11日午前7時台が25件で最多だった。単独事故が29件、追突6件などと続いた。発生場所でみると、宇都宮東署管内が17件で、うち16件は同7時台だった。鬼怒川に架かる橋の上での事故が多かったという。
県警交通企画課は「冬用タイヤであっても事故は起こると思い気を付けてほしい」と呼び掛けている。