ひな人形 華やかに城下町彩る 島原、3月14日まで催し

ひな人形が華やかに彩る主会場=島原市、島原城観光復興記念館

 城下町島原を華やかに彩る「しまばら浪漫ひなめぐりん」が11日、長崎県島原市で始まった。島原城観光復興記念館(城内1丁目)や観光交流センター「清流亭」(新町2丁目)など市内5カ所に計約500体のひな人形が飾られ、大正風のはかま姿で観光客らに街歩きを楽しんでもらう企画などもある。3月14日まで。
 市内の観光施設を運営する島原観光ビューロー主催。主会場の同記念館には、ピラミッド状に重ねた七段飾りのひな人形や、島原伝統の「押し絵びな」と呼ばれる厚紙などを使った平らな人形などが並ぶ。開催中の北京冬季五輪に合わせ、スキーやカーリングに興じるひな人形もあり、来場者を楽しませている。
 着物やはかま、髪飾りなど大正風の貸衣装に身を包み湧水庭園「四明荘」(新町2丁目)など大正期建築の観光名所を散策してもらう企画もある。両親と来場した長崎市立鳴見台小1年の地浦春翔君(7)、柚咲ちゃん(5)の兄妹は「ひな人形きれい。アニメの衣装も着られて楽しい」と話した。


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