小田急相模原駅前のペデストリアンデッキ、座間市側の整備を凍結 学校再整備を優先

3年前に完成した座間市側の再開発施設。市の計画では手前道路上にペデストリアンデッキを架け、小田急相模原駅に直結する

 座間市の佐藤弥斗市長は14日、小田急線小田急相模原駅と再開発施設(同市相模が丘1丁目)を直結する、ペデストリアンデッキ整備を凍結する考えを明らかにした。

 資材高騰により費用が増大する一方で、老朽化が著しい学校施設の再整備を優先させるためで、2022年度当初予算案での計上を見送った。凍結する期間は未定とした。

 ペデストリアンデッキは、同市と相模原市南区にまたがる同駅周辺の都市再生整備事業の一つ。座間市側の再開発施設を同区側の民間施設と人工地盤で結び、利便性や回遊性を高めて“北の玄関口”に位置付け、地域の活性化に寄与するのが目的。昭和60年代に全体計画がスタートし、同区内は既に供用している。

© 株式会社神奈川新聞社