佐世保重工業(SSK) 6年ぶり黒字  2021年4~12月期

 佐世保重工業(SSK、長崎県佐世保市)が14日発表した2021年4~12月期連結決算は、純損益が9700万円の黒字(前年同期は104億円の赤字)だった。4~12月期としては6年ぶりに黒字に転換した。
 今年1月の新造船事業の休止に伴う早期退職関連費用を特別損失として計上したものの、円安へ推移したことで同事業の採算が改善。今後の主力事業と位置付ける艦艇修繕船事業では、自衛隊艦艇の定期検査工事の売り上げが増加した。
 売上高は新造船休止に伴う操業度の低下などで、前年同期比34.4%減の148億円となった。


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