神奈川の公立高入試スタート、全日制平均競争率1.16倍 コロナ感染・濃厚接触者は追検査

学力検査に臨む受験生=横浜市中区の県立横浜緑ケ丘高校

 神奈川県内公立高校の入試(共通選抜など)が15日始まった。県教育委員会によると、学力検査の受験者数は全日制146校4万6013人で、平均競争率は1.16倍(前年度1.17倍)だった。18日まで面接や特色検査が行われる。

 全日制で競争率が最も高かったのは、県立横浜翠嵐・普通科の2.16倍。県立神奈川工業・デザイン科の1.97倍、県立横浜国際・単位制国際科国際バカロレアコースの1.90倍が続いた。

 定時制27校の受験者数は1247人で、平均競争率0.50倍(同0.47倍)。通信制は2校に403人が受験し、平均競争率は0.33倍(同0.27倍)だった。

 新型コロナウイルス感染症を巡り、無症状の濃厚接触者で別室受験したのは全日制244人、定時制10人、通信制3人。

 感染者や濃厚接触者のほか体調不良者で15日の検査を受験できなかった生徒を対象に、25日に追検査が行われる。合格発表は3月1日。

 募集定員に満たなかったのは全日制33校(欠員1304人)、定時制27校(同1317人)、通信制2校(同813人)。

 県立横浜緑ケ丘高校(横浜市中区)では461人が受験。感染防止策として1メートルほどの間隔を取って学力検査に臨んだ。

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