長崎国際大 28日から職場接種 ハウステンボス従業員も対象に

 長崎県佐世保市の長崎国際大は15日、記者会見を開き、新型コロナウイルスワクチンの3回目の職場接種を今月28日に開始すると発表した。学生など約4千人が対象。大学の職場接種では全国で最も早いスタートとなる。
 1、2回目を同大で接種した学生や教職員、市内の企業、団体の従業員に加え、今回は新たにハウステンボス(HTB、同市)の従業員約500人を対象とする。28日から8日間で約3100人に接種し、4、5月にも随時実施する予定。
 1、2回目は学生の86%が接種したが、3回目の希望者は約50%にとどまっている。主な要因としては卒業を控えた4年生が帰省していることが考えられるという。同大は接種率向上を図るため、ワクチンの効果や副反応について解説する動画をホームページで公開している。
 安東由喜雄学長は「ワクチンはオミクロン株に対しても発症予防効果と重症化を防ぐ効果がある」と強調。若者が接種することによって家族への感染を防ぐことが重要との考えを示した。


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