長崎県佐世保市船越町の九十九島動植物園(森きらら)のレッサーパンダ「かぼす」(雄、3歳)が、熊本市動植物園に引っ越すことになった。国内の動物園同士で行っている繁殖計画によるもので、3月13日に移動する。
かぼすは2018年6月に、同園で父親レン(14歳)と母親ミカン(10歳)の間に生まれた。怖がりな性格だが、食いしん坊なためか体は大きめ。愛らしい表情やしぐさで、これまでたくさんの来園者を楽しませてきた。
担当職員の竹邊晴日さん(26)は「別れは寂しいが、新しい場所でも元気に暮らしてほしい。ぜひお父さんになって、『子かぼす』を見せてほしい」と話した。3月12日午後1時半から、レッサーパンダ展示場前でお別れイベントがある。
3月16日には、東京都の多摩動物公園から雌のレッサーパンダ「メイファ」(2歳)が来園する予定。森きららのレッサーパンダは、レンとミカン、メイファの計3匹となる。
いってきまーす! レッサーパンダ『かぼす』 3月13日、繁殖計画で熊本へ 佐世保・森きらら
- Published
- 2022/02/16 12:00 (JST)
- Updated
- 2022/03/01 11:45 (JST)
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