【新型コロナ】横浜で9人死亡、1625人感染 老健施設の死者は23人に

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は16日、新たに70~90代の男女9人の死亡と、10歳未満~100歳以上の男女1625人の感染が確認されたと発表した。中等症5人、軽症1549人、無症状28人、43人の症状が分かっていない。

 市によると、亡くなった9人のうち5人は入所していた施設や病院でクラスター(感染者集団)が発生していた。

 介護老人保健施設に入所していた80代男性は、4日に陽性が判明。13日に死亡し、同施設での死者は計23人となった。

 老人ホームに入所していた90代男性は、5日に陽性が判明して入院。12日に死亡した。同施設では職員5人含め計10人が感染している。

 平和病院(同市鶴見区)に入院していた90代女性は、10日に陽性が判明。14日に死亡した。同病院では職員5人を含め計36人の感染が確認されている。

 老人ホームに入所していた80代男性は、1月30日に陽性が判明。家族の意向で入院はせず、2月9日に死亡した。同施設では職員38人含め計75人が感染している。

 大口東総合病院(同市神奈川区)に入院していた80代男性は、1日に陽性が判明。他の病院に入院し、16日に死亡した。この病院では職員12人含め計25人が感染している。

 また、保土ケ谷区の90代男性は、4日に陽性が判明して自宅療養していたが、13日に自宅で倒れ、救急搬送先の病院で死亡した。

 中区の70代男性は、5日に往診医の診察で陽性が判明。家族の意向で入院せず、15日に死亡した。

 港北区の80代男性は、1月29日に陽性が判明し、入院。2月15日に死亡した。

 他に80代男性が亡くなっているが、市は家族の意向を受けて詳細を公表していない。

 市内では、病院2施設、高齢者施設9施設、保育施設1施設の計12施設で新たにクラスターが発生した。

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