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県鳥獣被害対策支援センターは2021年度、鳥獣被害対策の手引を改訂し、県ホームページ(HP)からもダウンロードできるようにした。農家や行政関係者らに広く活用してほしいとしている。
手引では獣害の原因などを説明しているほか、近年アナグマやタヌキの被害が深刻化してきていることから、新たに中型野生動物に有効な柵を紹介。樹脂ネットと電気を組み合わせたもので、樹脂ネットを登ると高さ約40センチの位置にある通電線に鼻先などが触れ、感電する仕組みという。
手引はA4判で全19ページ。同センターは「ダウンロードすれば簡単に手に入るので、正しい知識を身に付けて対策してほしい」と呼び掛けている。冊子は380部作製しており、事前連絡をすれば同センターで受け取れる。
県によると、野生鳥獣による農林作物などの被害額は20年度約4億2300万円で、前年度より約261万円減少している。