テニス日本リーグ男子 マイシン(諫早)決勝Tに挑む 18日から、東京

予選リーグ8戦全勝で決勝トーナメントに進んだマイシンのメンバー

 テニスの実業団日本一を決める第36回日本リーグ男子は18~20日、東京体育館で8チームによる決勝トーナメントが行われる。長崎県勢はマイシン(諫早市)が昨年12月から始まった予選リーグを8戦全勝で首位通過。初の日本一を目指して本番に臨む。
 マイシンは2016年度の第31回大会から、母体の「あきやま病院」として日本リーグに参戦。今回で5季連続(前年度は中止)の出場となる。19年度の第34回大会から、目標へ向かって突き進むという意味の「勇往邁進(ゆうおうまいしん)」にちなんで現在のチーム名に変更した。
 予選リーグには国内トップの実業団18チームが出場。「レッド」と「ブルー」の二つのブロックに分かれた2単1復の総当たりリーグで競い、各ブロック4位までが決勝トーナメントに進んだ。
 「レッド」に入ったマイシンは、昨年12月の1次ステージで4連勝。強豪のイカイを破って勢いに乗り、第34回大会王者の橋本総業にも競り勝った。今年1月の2次ステージも白星を重ね、初のグループ首位で8強入りを果たした。
 躍進の原動力の一つは新加入の河内一真、熊坂拓哉の健闘。主力を担う川橋勇太、川上倫平と同様、日本ランキング2桁台の河内はダブルスで全勝した。大卒ルーキー熊坂もシングルス7試合に加えて、河内と組んだダブルス1試合でも白星を挙げた。2次ステージではリーグ初参戦から部長兼選手の穐山弘明とともにチームを支える監督兼任の藤井信太が、シングルス、ダブルス各2試合で3勝1敗と勝ち越して流れをつくった。
 18日の準々決勝の相手はブルーブロック3位のエキスパートパワーシズオカ。勝てば、第32~34回大会の7位を超える過去最高成績となる。


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