県立高の出願初日1.13倍 最高は宇都宮中央普通科の1.93倍

県立高全日制の出願状況一覧(初日)

 2022年度栃木県立高全日制入試で一般選抜の入学願書受け付けが18日、始まった。下野新聞社の集計では、初日の出願者数は計9017人で、一般選抜の定員7986人に対する出願倍率は1.13倍だった。入学願書の受け付けは21日正午まで。

 全日制全体の募集定員は1万1395人。そのうち特色選抜で3122人、帰国子女らが対象のA海外特別選抜で20人の合格が内定し、中高一貫教育の宇都宮東、佐野、矢板東の3校で計267人が内部進学に内定している。

 一般選抜を実施しない宇都宮東高を除く57校113系・科のうち、出願初日で倍率が1倍以上となったのは71系・科で、このうち1.5倍以上は11系・科だった。最高は今春開校する宇都宮中央高普通科の1.93倍。同校総合家庭科は1.74倍だった。同じく今春開校の新・足利高普通科は1.27倍。一方、42科は1倍未満となっている。

 県教委が県内の中学3年生に実施した進路希望調査(21年12月1日時点)によると、県立高全日制への進学希望者は過年度卒業者を含め1万2555人。進学希望者の多くが初日に出願したとみられる。

 出願変更は2月24、25の両日に受け付ける。学力検査は3月7日に実施し、同11日に合格者を発表する。

© 株式会社下野新聞社