3億5千万円もらえる、電子マネーが必要? ニセ電話詐欺防いだ銀行員2人に感謝状 島原署

感謝状を受けた三角課長(左から2人目)と馬場さん(同3人目)=島原署

 島原署は16日、ニセ電話詐欺被害を防いだ十八親和銀行島原支店(長崎県島原市堀町)の三角隆匡課長(45)と行員の馬場崇行さん(26)に署長感謝状を贈った。
 同署などによると、1月25日、60代男性が金融商品解約のため来店し、「3億5千万円もらえるとメールが届き、電子マネーが必要と言われた」と説明。馬場さんと三角課長は詐欺の可能性があると男性に示唆し、同署に通報した。
 同署で江口麿貴一署長から感謝状を受け取った三角課長は「怒り出す人もいると聞いていたので、詐欺と断言しない説明を心掛けた。未然に防げてよかった」、馬場さんは「お客さまの大切な預金を預かっているので、今後も詐欺を防げるように業務に当たりたい」と話した。


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