急速に発達中の低気圧 発達のピークは? 日本海側は猛ふぶきに警戒 太平洋側は晴れても寒い

 きょう21日(月)は、きのう20日(日)より気温が低い所が多く、厳しい寒さとなる。太平洋側では晴れていても油断せず、防寒対策を心がけたい。  一方、日本海側では強い冬型の気圧配置の影響で、北陸を中心に大雪・暴風・高波に警戒が必要だ。

きのうより冷え込んでいる 防寒対策の徹底を

 けさは、寒気が流れ込む影響で、全国的に冷え込みが厳しくなっている。特に、北海道~東海では、きのうとの差が大きく、午前5時現在の東京の気温はきのうより約3℃低い1.8℃。お出かけの際は、暖かい服装を心がけたい。

日本海側 猛ふぶき・高波に警戒 交通障害のおそれも

 千島近海にある急速に発達中の低気圧の影響で、きょうは冬型の気圧配置が強まる。低気圧発達のピークはきょう日中の予想で、夜遅くになると徐々に風は弱まる予想だ。ただ、雪はあす以降も降り続く。同じ所で長く降り続いて、積雪が多くなる所もありそうだ。
 気象庁は北陸を中心に日本海側で猛ふぶき・暴風・高波に警戒を呼びかけている。

 また、けさも外出の際は、きのうよりも大幅に積雪が増えている可能性がある。路面状況や交通機関の乱れに留意が必要だ。

太平洋側 晴れても寒い

 太平洋側では、晴れ間が広がる所が多い。ただ、朝に続き、日中も厳しい寒さが続く。特に北海道~東海では、最高気温がきのうよりも大幅に低く、ほとんどの地域で10℃に届かない予想。日差しがあっても油断せず、防寒対策を徹底したい。

西・東日本太平洋側 関東を中心に空気カラカラ 火の取り扱いに注意

 関東を中心に西・東日本太平洋側で空気が乾燥する。最小湿度が20%を下回る所もありそうだ。火が燃え広がりやすい気象状況なので、煙草の始末や暖房器具の周辺など、火の取り扱いには十分注意したい。

<21日の予想最高気温(前日差)>
札幌  1℃(-2℃)平年並み
仙台  2℃(-5℃)真冬以下
新潟  2℃(-3℃)真冬以下
東京  10℃(±0℃)平年並み
名古屋 6℃(-4℃)真冬以下
大阪  8℃(-3℃)真冬並み
福岡  7℃(+1℃)真冬以下
那覇  16℃(+1℃)真冬以下

(気象予報士・森戸美唯)

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