去年の衆議院を巡る「一票の格差」裁判で、広島高裁は選挙は合憲だとする判決を言い渡しました。
この裁判は、去年の衆院選で生じた一票の格差は憲法違反だとして、広島の弁護士グループが広島1区・2区の選挙の無効を求めているものです。
広島高裁の金子直史裁判長は2016・17年の改正法で選挙区割りが改定され、投票価値の平等を確保するという要請に応えつつ是正を図ったものと評価できると指摘。
格差拡大は「見込みを超える人口の流出入が生じたため」などとして合憲と判断し原告の訴えを退けました。
判決を受け原告の弁護士グループは上告する方針だということです。