寒いところで育ったあま~い大和寒熟ほうれん草とは?

 毎週月~金曜日 ゆうがた5時30分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」。金曜日は「大和の採れたて」のコーナーで、奈良県内で収穫できる野菜や果物などの食材をご紹介しています!

※この記事は2月18日(金)に放送された内容です。

雪が降る曽爾村の『大和寒熟ほうれん草』を笑福亭鉄瓶さんが紹介してくれました。

今回は、曽爾村の曽爾村ほうれん草部会・奥西章夫さんのビニールハウスにおじゃましました!

鉄瓶さん

「我々が普段いただいているほうれん草とどこが違うんですか?」

曽爾村ほうれん草部会・奥西さん

「とっても甘い。」

ビニールハウスの中に一歩踏み入れると、目の前には大和寒熟ほうれん草が!

鉄瓶さん

「我々が良く食べているほうれん草と、寒熟ほうれん草では育て方も違うんですか?」

曽爾村ほうれん草部会・奥西さん

「違いますね。」

寒さに晒しながら育てることで、糖度が乗り、収穫までに3ヵ月かけて育てられているんだそう。根っこから長さが25cmあれば適寸だそうで、早速見せていただくことに。

曽爾村ほうれん草部会・奥西さん

「茎と根っこがものすごい甘いんです。」

横根が張っているので引くと茎が痛んでしまいます。そのため1~2cmのところから鎌を入れて収穫するんだとか。

鉄瓶さんも収穫させてもらいました。

採れたての「大和寒熟ほうれん草」を試食させてもらいました。

鉄瓶さん

「甘い!びっくりした!」

曽爾村ほうれん草部会・奥西さん

「通常のほうれん草で、大体、糖度5程度なんですが、大和寒熟ほうれん草につきましては、糖度10以上でなければ出荷できない。」

収穫も通常のほうれん草は、50日程度のところ、大和寒熟ほうれん草は、100日程度かかるんだとか。

大和寒熟ほうれん草の入手方法は?

JAを通じて出荷され、県内のスーパーなどで販売されています。ただし出荷量が非常に少ないので注意!

続いて鉄瓶さんは「そに木霊リゾート垰~TAWA~」へ。

鉄瓶さん

「ここは何をされてるお店になるんですか?」

そに木霊リゾート垰~TAWA~・森田千裕さん

「レストランと宿泊施設なんですけれども、宿泊は、1日2組限定でお泊りできます。ランチは完全予約制となっております。」

ランチも全て手作りの小鉢が数種類と1人鍋とデザートがあります。

森田さんに大和寒熟ほうれん草を使ったレシピを教えてもらいました。

大和寒熟ほうれん草のおにぎり

【材 料】

大和寒熟ほうれん草(2束)

白だし(大さじ1杯)

お塩(少々)

ご飯(おにぎり2個分)

茎に切れ目を入れて食塩水で湯がきます。なんと、湯がいても灰汁がでないんです。

しっかり絞ってみじん切りにしていきます。

次に白だし、ご飯、塩を入れて混ぜます。おにぎりに巻く葉にも白だしで味をつけます。

おにぎりの形に握っていき、白だしで味付けをした葉を巻いて完成です!

他にも大和寒熟ほうれん草を使用した料理を用意していただきました。早速、おにぎりからいただきます。

鉄瓶さん

「美味しい。ほうれん草とおにぎり?って思いましたけど、ちょっとびっくりしますね。これだけ甘みの強いほうれん草だからできることかもしれませんね。」

そに木霊リゾート垰~TAWA~・森田さん

「はじめて教えてもらったときは、同じようにびっくりしました。」

素材を最大限に活かした料理とは、このことなんですね。続いてしゃぶしゃぶをいただきます。

鉄瓶さん

「うまい。これ、本当に美味しい!」

暖炉を眺めながら、とても甘い大和寒熟ほうれん草料理を味わってみてはいかがでしょうか?

※この記事は取材当時の情報です。

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