100年以上にわたり、国道253号沿いの同所で商売を続けてきた桝屋酒店。このほど地域の「お茶飲み場」として売り場の一部を改装し、カフェをオープンさせた。
木目が際立つ内装と柔らかな照明の店内は、鉄瓶やランプなどの調度品が飾られ懐かしく、落ち着く。
コーヒーは幅広い世代が楽しめるように、香りと味わいの異なる4種(税別500~680円)を提供する。
メニューは全て地元産原料にこだわった。自家製スイーツの一押しは「昭和プリン」(同500円)。滑らかな口当たりで、焦がしキャラメルソースが卵の香りを引き立てる。また甘酒(同500円)は、100年続く酒屋ならではの秘伝のレシピだ。
食事は3種のカレーを用意。ポーク、チキン、牛すじ(同1166~1188円)のいずれも、素材のうまみを存分に味わえる。
店長の横尾恭慧(すみえ)さん(44)は「それぞれの〝居場所〟として、自分の時間を楽しんでほしい」と話している。
・浦川原区飯室新田1―子
・金・土・日曜の午前11時から午後2時30分まで
・月~木曜定休日(酒屋は営業)
・☎025・599・2535
・店内飲食のみ(テークアウト不可)
・駐車場は国道を挟んだ向かい側