【22日】長崎県内380人コロナ感染 長崎で3人死亡

左から22日発表の市町別感染者数、新型コロナウイルス感染者の入院状況 (21日午後7時現在)

 長崎県などは22日、県内14市町で新たに計380人が新型コロナウイルスに感染し、長崎市の70~80代男性3人が死亡したと発表した。3人は市内の医療機関で入院治療中だった。県内の1月以降の死者は29人で、累計102人となった。長崎、諫早両市と西彼長与町で計四つのクラスター(感染者集団)が発生した。
 長崎市立小は22日までに関係者10人、同市の通所型の介護老人保健施設は職員と利用者の計9人が感染した。諫早市の医療機関は職員と入院患者の計14人、長与町の障害児通所支援事業所は職員と利用者の計8人の感染を確認した。
 既存クラスターは3件が拡大。▽長崎市の医療機関で計120人(6人増)▽諫早市の宮崎病院で計15人(2人増)▽平戸市の青洲会病院で計27人(4人増)-となった。
 県警は長崎運転免許センター(長崎市)に勤務する交通関係団体の男性職員の感染を発表。佐世保市では22日、新たに市立学校の2校2学級が閉鎖された。
 米海軍佐世保基地は18日以降、新たに基地関係者2人が感染したと公表し、累計感染者は680人となった。
 県は20日時点のワクチン接種状況も公表。1回目は80.6%、2回目は79.3%。3回目15.6%の20万8289人が終えた。


© 株式会社長崎新聞社