市営住宅 戸数を半分以下に 矢板市が適正配置計画

廃止となる上太田の低層市営住宅

 【矢板】市は22日までに、市営住宅の戸数を現在の半分以下に削減する適正配置計画を発表した。市が管理する市民千人当たりの市営住宅の戸数は19.4戸で県内14市最多となっており、適正配置で14市平均に近い9.2戸を目指す。2022年度から、1970年前後に建築され最も古い上太田、荒井、乙畑の低層住宅を順次廃止する。

 市は2018年3月に市公共施設再配置計画を策定。同計画では、老朽化の度合いと延べ床面積の多さから、特に削減が必要な施設として小中学校と市営住宅が挙げられている。

 市建設課によると、市が管理する市営住宅は63棟614戸。本年度当初時点の入居戸数は306戸で、入居率は49.8%となっている。

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