メルセデスF1のハミルトン、ライバルたちのマシンをチェックし「今までで一番面白いシーズンになりそう」

 2022年第1回F1プレシーズンテストがスペイン・バルセロナで2月23日にスタート、メルセデスは午前に新加入したジョージ・ラッセル、午後にルイス・ハミルトンにより、『W13』のテストを行った。

 ラッセルは77周を走行し、1分20秒784(C3タイヤ)で全16人中4番手、ハミルトンは50周のなかで1分20秒929(C3タイヤ)を記録し、5番手につけた。

2022年F1バルセロナテスト1日目 ジョージ・ラッセル(メルセデス)

 エンジニアリングディレクター、アンドリュー・ショブリンは、順調に初日を終えることができ、良い感触を持っていると語った。

「今日は多くの作業をこなし、ドライバーふたりからW13の第一印象を語ってもらえた。全体的に驚くほどスムーズな一日だった。多くのチームの信頼性が非常に高いことが分かるし、ほとんどがトラブルなくそれぞれのプログラムをこなしているようだった」

「マシンとレギュレーションが今年は大きく変わったため、6日間のウィンターテストに詰め込むべきことは本当にたくさんある。今日は、空力やタイヤへの理解を深めることができたし、同時に600km近くを走破することができた」

「ペースについて、今の段階でそれぞれのチームの位置を予想することはできない。本格的にタイムを出しにいく前に、バランスとパフォーマンスの面で、解決すべき問題がいくつか残っている」

「とはいえ、今日の全体的な感触は良かったので、明日さらに前進していきたい」

2022年F1バルセロナテスト1日目 ルイス・ハミルトン(メルセデス)

 午後の走行を担当したハミルトンは、午前中、ピットレーンを歩き回り、各チームのマシンをチェックしていた。

「今朝ここに着いて、ピットレーンを見渡し、いろいろなマシンを見た」とハミルトンが語ったとformula1.comが伝えた。

「それで思ったんだ。僕が経験したなかで、一番エキサイティングで興味深いシーズンのひとつになるってね。それぞれのチームがどの位置にくるのか、開幕戦で僕たちはどのポジションに位置することになるのか、興味深いよ」

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