板倉区米増のゑしんの里記念館付近で25日、ニホンジカ5頭が目撃された。思わぬ来訪者に、近隣の住民は驚いていた。
同区山越の丸山治夫さん(64)は午前7時すぎ、自宅の窓から田んぼの雪の中にうずくまる5頭のシカを確認。田んぼを横切ったり、新幹線高架橋下の道路を歩いたりするシカの様子を撮影した。
30~40メートルほどまで近づいたが、シカたちは慌てることなく、ゆっくり移動したという。丸山さんは「民家のそばでシカを目撃するのは初めて。振り向いてこちらを見詰める姿がかわいらしかった。無事に山に帰ってほしい」と話した。
住民の通報により、上越警察署と同区総合事務所の職員が対応に当たった。