【新型コロナ】神奈川県所管域で8人死亡、1127人感染

神奈川県庁

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は25日、県所管域で70代~100歳以上の男女8人の死亡と、10歳未満~100歳以上の男女1127人の感染が新たに確認されたと発表した。重症1人、中等症16人、軽症899人、無症状15人、調査中195人。うち1048人の感染経路が不明となっている。

 県内の入院患者は24日現在で1810人(重症102人、中等症1528人、軽症・無症状180人)。過去最多となった21日(1785人)を上回り、過去最多となった。

 県によると、70代男性は10日に陽性が判明し、入院。別の病院に転院したが、23日に死亡した。90代女性は18日に緊急搬送された病院で陽性が判明し、24日に死亡した。

 4日にクラスター(感染者集団)認定された小田原保健福祉事務所管内の高齢者福祉施設に入所していた100歳代の女性は6日に陽性が判明、7日に入院し、18日に死亡した。

 厚木保健事務所管内では、高齢者福祉施設に入所していた80代男性は6日に陽性が判明し、16日に死亡。12日にクラスター認定された病院に入院していた90代女性は9日に陽性が判明し、16日に死亡した。15日にクラスター認定された病院に入院していた80代男性は13日に陽性が分かり、20日に死亡した。

 座間市の90代男性は15日に搬送された病院で陽性が判明し、入院。17日に死亡した。同市の100歳代の女性は、16日に病院で入院前検査を実施したが、陰性だったため自宅へ帰宅。同日に症状悪化で搬送された病院で死亡した。死亡後の検査で陽性が分かった。

 クラスター関連は、平塚保健福祉事務所管内の高齢者福祉施設の4施設、同事務所管内の社会福祉施設、厚木保健福祉事務所管内の病院の計6施設で新たに認定された。

 このほか、県は新たに287人が自主療養したと発表した。自主療養者の累計は9100人になった。

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