新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は22日、県所管域で70代～90代の男女12人の死亡と、10歳未満～90代の男女1377人の感染が確認された、と発表した。中等症16人、軽症1003人、無症状36人、調査中321人。うち1286人の感染経路が不明となっている。
県内の入院患者は21日現在で1785人（重症101人、中等症1500人、軽症・無症状184人）。14日の1758人を上回り、過去最多となった。
県によると、2日にクラスター（感染者集団）認定された同じ病院の入院患者5人が亡くなった。90代女性は1月27日に感染が確認され、28日に死亡。80代男性は27日に陽性が判明し、今月5日に死亡した。別の80代男性は1月28日に感染が確認され、今月8日に亡くなった。70代男性は1月30日に陽性が判明し、今月10日に死亡。90代男性は4日に陽性が分かり、8日に死亡した。
高齢者施設に入所していた90代女性は10日に陽性が判明し、15日に死亡した。クラスターが起きていた病院に入院していた80代女性は9日に感染が判明し、19日に死亡した。
13日にクラスター認定された病院に入院していた80代女性は9日に陽性が判明し、19日に死亡した。19日に横浜市がクラスター認定した有料老人ホームに入所していた90代女性は18日に死亡し、死亡後の検査で陽性が分かった。
クラスターが発生していた高齢者施設に入所していた90代男性は1月27日に感染が確認され、29日に病院に入院したが30日に死亡した。今月10日にクラスター認定された高齢者施設に入所していた70代女性は9日に陽性が確認され、病院へ入院。10日に死亡した。
横浜市の70代女性は13日、搬送された病院で感染が確認され、17日に転院したものの19日に死亡した。クラスターが起きた高齢者施設に入所していた90代男性は11日に陽性が判明し、19日に搬送された病院で死亡した。
クラスターは平塚保健福祉事務所管内の高齢者福祉施設の2施設と南足柄市立の幼稚園の計3施設で新たに認定された。
このほか、県は新たに287人が自主療養したと発表した。自主療養者の累計は8524人になった。
